横領:学校嘱託職員が給食費使い込み 総額1000万円−−函館 /北海道

横領:学校嘱託職員が給食費使い込み 総額1000万円−−函館 /北海道
毎日新聞 2013年4月12日(金)10時38分配信

 函館市教委は11日、市立小の40代女性嘱託職員が、給食費口座から5年間で約1000万円を不正に引き出していたと発表した。全額弁済しており、市教委は今年度の雇用を取りやめた。刑事告訴はしない方針。
 市教委によると、先月22、25日、残高不足で学校の給食費の取引口座から238万円が引き落とせないと業者から督促され発覚。給食費を管理していた職員は市教委と学校に対し、238万円の横領を認めた。職員は07年度から毎年70万〜240万円程度を不正に引き出し、各年度末までに同額を入金し発覚を防いでいた。同校は出納を毎月チェックせず、決算期に収支だけを確認していたため気づかなかったという。
 不正引き出しの総額は1009万2890円で、生活費に充てたという。11年度までの横領分は各年度内に職員が補填(ほてん)、12年度分も横領発覚後に親族が弁済した。市教委の小山みゆき学校教育部長は「全市立学校に再発防止を徹底する」と話した。【鈴木勝一】
4月12日朝刊

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